---普段の生活の中で、ムクちゃんがいてよかったなと思えることはありますか?
この人(ムク)がいるおかげで気持ちが安らぐっていうかね。ムクがね、私のことを呆れて「ふぁ〜」っと深いため息をつくことがあるのよね(笑)。(ムクちゃんに語りかけながら)ムク、あんたの話してんのよ。…ムクがため息つくときって、なんかビーフジャーキーのにおいがするのよね(笑)。
疲れたときなんか(ムクちゃんに寄りかかりながら)こうやってムクの背中に寝たりするとね、あったかいんですよ。そうやって一緒にいるときホっとします。
---ムクちゃんは本当におとなしいですよね。
でも車で渋滞して、この人(ムク)と6〜7時間ずーっと一緒にいると、もうすごいおもしろいのよね。私は車の中でガンガンにブルースをかけて、じっと渋滞を我慢してるのね。で、ムクも結構ね、私と一緒でブルースが好きみたいなの。それまで眠っていても、ブルースがかかるとなんかこう(体を揺らしながら)、ノッてくるの(笑)。
---(笑)素敵ですね。
パチパチっと指を鳴らすんじゃないか、って様子でね(笑)。
---今でもご自分で運転されるんですか?
そうなの。なんかね、運転が好きなんですよ。
---亜土さんだったら2つハンドルがあっても、右手と左手で器用に運転できそうですよね(笑)。
(両手をくるくる動かしながら)こうやって(笑)?
---今でも両手で絵を描かれているんですか?
やってますよ。ショータイムとかでやることもありますし、学校行ったりして子どもたちの前で『ひみつのアッコちゃん』の曲(*アニメ版のエンディングテーマ「すきすきソング」)とか「アレアレアラレちゃん」(*アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』のエンディングテーマ)とか、「南の島のハメハメハ大王」とか歌いながら描いて。
---なつかしい!! 私も亜土さんの曲を聴いて育ちました。
学校にはムクと一緒に行くんですよ。
---そうなんですか!
そうなの。校庭の木のところに繋いでね。そうすると子どもたちがみんな教室から出て来るんです。抱きしめられたり、ヨダレ付けられたりして(笑)。そういうときもムクはちゃんと我慢してる。偉いですよ。
---やっぱり亜土さんに一番懐いているのでしょうか?
そうかもしれませんね。ただね、この人(ムク)やさしいんですよ。私のお姉さんもやたらと可愛がっているんで、お姉さんに顔立てて、私にも顔立てて。お散歩してくれる人たちにも顔立てて(笑)。
---本当にやさしいワンちゃんなんですね。亜土さんにとってムクちゃんをひと言で表すと何でしょう?
用心棒かな? “生きがい”とか、そういう人もいるでしょうけど、私はちょっと違うんだよね。ムクは毛がいっぱいあって暖かいから、最近流行りの犬用の服を着せたりもしないし。…でも一緒に散歩してるときは、足袋でも履かせてあげたいよね。向こうは素足だしさ。秋の山を歩いていると栗のイガイガがいっぱい落っこちてるのよ。こっちは靴履いてるからいいけど、犬は走っていても痛そうだから気の毒で。なんか履かせてあげたいな、なんてね(笑)。
(突然、取材スタッフのひとりに向かって)ねぇ、今、あなたの飼っているワンちゃんを当ててみましょうか?
---え! ぜひお願いします!
室内犬で耳が垂れてて、足が短いでしょ?
---(かなり当たっていて驚きつつ)室内犬で耳が垂れてて、足が長いです。小型犬なんですけど(笑)。
あら、そうなんだ残念! じゃあ分からないな。なんて犬?
---トイプードルです。
そうなんだ。かわいいよねぇ! 飼い主とペットって似てくるでしょ? だから、私、秋田犬と一緒だったころは、ディレクターとかにすぐ吠え付いたりしていましたよ(笑)。今はやさしくおっとりしているんですけどね、ムクみたいに。
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